お遍路ツー10日目

物事に名前を付けることは思っているよりも結構大事です。

 

 

日本で環境汚染が改善したのは

『公害』という言葉が浸透しその問題意識に大きな役割を買ったからです

 

『四国の八十八ヶ所霊場を回ること』を

『お遍路』と呼ぶことで、1200年たった今もなおその文化が続いています。

 

キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの搾りかす』を

忍野忍』と名付けることで、無害な怪異へと落とし込みました。

 

 

 

 

 

 

 

最後のはさておき、

 

ニックネームもあだ名も通称も略称も

接しやすくしてくれるための手段です。

 

サービス名を連呼するCMも

4文字の愛称を作ろうとするアニメも

今年流行らせる新しいファッションも

 

概念に名札をつけ、『分かるもの』として広めようとしているのだと思います。

 

 

 

 

人は『分かるもの』に愛着を覚え

『分からないもの』に根源的な恐怖を感じます。

 

 

 

 

つまり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗闇で野宿するのむっちゃ怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

10日目を終えました。

 

現在琴弾公園という海沿いの公園におりますが、街灯がなく真っ暗です。

それに加え、さっきまで温泉で最恐映像みてたので恐怖倍増です。

 

 

おばけ屋敷や心霊スポットや幽霊関係は苦手です。。

意味不明やし、わけ分からんし、コミュニケーション取れへんから。

 

 

 

昨日泊まった 新居浜市市民の森 という場所も真っ暗でしたが、周りにテントが何棟があったので安心できましたが…今晩は本当真っ暗です。

 

 

 

 

 

 

10日目の朝は、5時に起きるはずが7時に目覚めたっぷり9時間睡眠をとってしまいました。

 

その分体調はすこぶる良いです。

が、スケジュールがタイトになってきつつあります。余裕を持ちすぎました。明日から駆け足でまわります。

 

 

今日訪れた観光地は

・祖谷渓

紫雲出山

 

 

この二ヶ所です。

 

特筆すべきは祖谷渓です。

 

日本の誇る秘境。ラフティングのメッカ。三大奇橋…

 

有名どころが目白押しです。

 

場所は徳島の西部。

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香川、高知、愛媛それぞれとの県境に位置しています。

 

祖谷渓は 渓谷というだけあり、やはり水質は綺麗です。

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もっとも、面河渓と違う点は流れの速さにあります。

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ラフティングのメッカと呼ばれる祖谷渓では、激流を随所で見ることができます。ここをボートで進むんですから楽しそうですよね。

 

外国人は日本の川の流れるスピードをみて

まるで滝のようだ といいますが、

この祖谷渓をみたらいったいなんと表現するのでしょうか。

 

 

そして祖谷渓は絶景スポットとしても人気です。山の崖縁は断崖絶壁のため、谷底を眺め見るとちんさむな景色をみることができますf:id:molk1228:20160804062546j:image

 

 

 

祖谷渓には かずら橋 と呼ばれる奇橋があります。

木と枝で出来た橋で、スカスカやしギシギシやしで吊り橋よりもスリルがあります

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あまりの怖さに僕の先に渡った女の人は途中で引き返してきてました。

 

 

 その後祖谷渓名物の 祖谷そば を食べました。

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祖谷渓の自然もそこそこに、次は海に向かいます。紫雲出山 (しうでやま)と言う山が香川県の瀬戸内海沿いに隆起しており、そこから見る夕日はとても綺麗なんだそうです。

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残念ながらだいぶ雲ってましたが、瀬戸内海に浮かぶ島々が曇りで霞みがかっていて、逆に幻想的でした。

 

 

紫雲出山を見終えたあとは 琴弾廻廊(ことひきかいろう)という温泉に向かいます。

この温泉はほとんどが露天風呂で、釜風呂 や冷感風呂 など多彩な種類の風呂がありアミューズメント気分でした。

 

釜風呂は 天井が低く窓のないでっかいかまくらみたいな建物の中で炭が焚かれており、サウナの異種バージョンのような雰囲気でした。ただ、閉所恐怖症の人は絶対無理です。

 

 

 

 

祖谷渓はお遍路ツーをするにあたって僕が絶対行きたかったスポットの1つです。

香川に旅行する際は是非少し足をのばして行ってみてください。特に夏。

 

 

明日は11日目、残すところ2日となりました。

 

あと24ヶ所あるんですが、シンプルに間に合うんでしょうか。

 

おとといまで余裕があったはずなんですが、ゆとりを持ちすぎてピンチです。

がんばっていきます

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。またあした。