お遍路ツー9日目
9日目を終えました。
ついに全行程のおよそ4分の3を消化しました。
身も心も旅行に慣れきり、刺激とは真反対の安心を覚え始めてきました。飽きが来たのかもしれません。
今日回った観光地は
・石鎚山(いしつちざん)周辺
・面河渓(おもごけい)
・タオル美術館
の3つです。
前日の夜、温泉を出た直後にゲリラ豪雨に見舞われ野宿予定だった場所が濡れて使えなくなったため、少し移動して道の駅で一夜を過ごしました。
明朝4:30に目を覚まし、二十霊場を2つ回った後6:30頃面河渓に向けて舵を切りました。
面河渓は仁淀ブルーと呼ばれる青く透明な水が有名な仁淀川の源泉であり、その水の青さは日本随一といっても過言ではないでしょう
この場所、綺麗に水底が見えていますが
水深は目測で2m以上ありました。
これほどまでに透明度が高い希少な清流です。
面河渓は石鎚山を丸く一周するルートの途中にあります。
このルート履歴からわかる通り、石鎚山を中心にぐるっと回りました。
反時計回りに回って一周およそ150km、観光含めて4時間かかりました。
面河渓に到着したのは8時過ぎ。およそ1時間半かかってようやく到着しました。
渓谷に到着してみた光景は噂に違わぬ幻想的ブルー。奈良県の秘境・十津川より綺麗でした。
が、、、
虫が………………
何故かは分かりませんが、到着して10秒もしないうちにブンブンブンブンと寄ってきました。
いやほんと
とんでもない量です。
ハエサイズの虫が4-50匹
衛星みたいに僕の周りに集まってきます。
僕はこいつらを振り切ろうと、渓谷の先へと変な声を出しながら全力ダッシュで走り抜けます。
しばらく走り抜けると追ってこなくなり、ようやくカメラを構えゆっくりと観光することができました。
が、着いた先にも同じ虫がいっっっっぱい待ち受けてました。
僕は持っていたビニールバッグを振り回しながら奥へ奥へと走っていきなんとか抵抗を続けます。
刺すわけでも噛むわけでもありません
こっちは長袖長ズボンにフルフェイスヘルメットをかぶっています。
そのうちハエサイドも諦めるはず!!!
僕が諦めました。
あまりのキモさに、走っていった道を同じく走って帰ってきました。面河渓の奥で写真は一枚も撮れませんでした。
そして帰ってきたらバイクにもむっちゃ集ってました。なにこいつら。
面河渓の残念な思い出を胸に、石鎚スカイラインを疾走します。石鎚山の頂上近くまでゆく快走路です。
一気に走り抜け標高1492mまでやってきました。
近くに見える雲はもこもことした立体感があり見惚れました。
四国カルストの時とはまた違う景色を楽しめました。
が、
ここでも虫が…
今度は蜂です。
ほんとになんでかわかんないんですが、僕の周りだけやっったら集まってきます。
ちょっと止まってカメラを構える間に10匹前後集まってくるためおちおち写真も撮れませんし案内板も地図も読めません。
すぐ近くでおっさんが上半身裸になってるのに何故かそっちは大丈夫です。
ほんとに僕の周りだけむちゃくちゃ集まってきます。なんで。
そこから石鎚山を下山するまで
停車するたびに大量の蜂がやってきました。
途中、ヘルメットの首筋から耳に向かって蜂が特攻してきて 耳元で ブブブブブブブ と羽音を響かせてきたため、パニックになって叫びながらヘルメットをふっとばしてしまったこともありました。
今日だけで虫が無理になりそうです。
石鎚山を下山してからは平和でした。
いくつか札所を回ったのち、昨日後回しにしたタオル美術館に行ってきました。
ここはタオルの最高ブランド 今治タオル の聖地今治市。世界で唯一のタオル美術館だそうです。
でも中身は
ムーミン5割、芸術3割、タオル2割 という印象です。
1人でむっちゃムーミン見てきました。
もちろんタオル要素は随所にあり、最後の画像なんかはムーミンの絵のタオルです。
建物の外には綺麗に整備された庭園が広がっており癒しを頂きました。ハエと蜂とvsしていた3時間前が昔の事のようです。
たっぷりと観光を楽しんだあとすこしお遍路を回り現在は愛媛新居浜市。
愛媛県のお寺は残り1つ、徳島が1つで後は香川です。香川は面積が小さいのですぐ終えられるでしょう。
明日は10日目。慣れと疲れがたまる時頃ですが、シティランを楽しんでいきたいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。ではまた明日。