5日目&6日目~すばらしきかな熊本鹿児島~
凍死するかと思った。
前日、無事あまり人の来なさそうな、それでいて獣が来なさそうな場所で野宿を敢行できたわけですが、
朝起きてみると
あらゆるものが凍り付いてました。
カバン、スピードメーター、ミラー、寝袋の表面、枕代わりにしていたスウェット、Gパン
外気に触れていたものはもれなく凍っていました。
朝起きてあまりの寒さに驚きました。
というか、この環境下で寝ていた自分に驚きました。
起き上がって、寒いし暗いし行かなきゃならないしで寝起きの頭がパニックになって、でもじっとしてたら寒いからぐるぐるうろうろしていました。
しばらくして、灯油タンク入れからあるものをとりだしました。
ミニミニガスコンロです
↓参考画像
おとんが昔登山していたときに使っていたもので、僕にもたせてくれたものです。
これを取り出し、火をつけて
暖を取りました。
本当はこれを使って、長崎県稲佐山の頂上でカップめんでも食べるつもりでした。
なのにまさか暖を取ることに使うとは思っていませんでした。
40分かけて準備をし、コンビニへ向かい味噌汁を買いました
染 み わ た る ~
味噌汁の温かみが胃を中心として体の四方に広がっていきます
冬の朝にはぴったりですね(三月下旬)
さて、そうこうしているうちに空が白んできました。
今日早起きしたのには理由があります。
「やまなみハイウェイ」「阿蘇ミルクロード」
全国でも屈指の絶景道で
九州における二大名道であるこのドライビングロードたちを駆け抜けるためです!!
それでは画像を一気にどうぞ!!
もうこれは!なんといってもなんともいえない!!
噂に違わぬ美しさ!
ハッキリ言ってこの写真じゃあ魅力は伝わりきっていません。
実際に走ってみてほしいですね!
絶対に満足できます!
この日訪れたのは
長者原、阿蘇、練兵、画図町、御船、蛇籠、八代、鶴喰、球磨川、人吉、阿久根です。
主要キャラが多いです。
それだけに楽しかったです。
ルートとしては、熊本県の右上から入り、左下から出て行きました。
ドライブするなら熊本は最高ですね!!
道は広いし、交通量はすんなりでいて道を間違えたか心配ならない程度だし。
今までで一番速く長く走った日でした。二大名道はもちろん良かったんですが、人吉市方面を球磨川沿いに走る山道も快適でした!
熊本県を縦断した5日目は
四六時中たのしめるツーリングだったと思います。
6日目
前日、熊本県の南端に泊まる予定でしたが、宿泊先のネカフェに訪れると
「平日は24時までの営業となります」
と、張り紙されていたため、完全に休息モードだった体に鞭を打ち、結局鹿児島県に突入しました。
なので6日目は鹿児島県からスタートです。
佐賀、長崎に加え宮崎まで諦めたので
行程に余裕が生まれました。
6日目と7日目、合わせて鹿児島県のみを周れれば良い状況だったので
この日の朝はゆっくりめです。
何せ前日は凍死寸前になりながら朝5時前に起き、ネカフェの営業時間の都合により20時まで走らされたので、休憩を挟んで実質14時間バイクの上にのっていたわけです。
疲れを取るためにもここはゆっくり寝ておきました。
朝9時半に起き、朝食をとって11時前にスタートです。
最初の目的地、花熟里に到着したのは正午すぎになりました。
この日はスポット同士の距離がとても長く、ツーリングメインでの走行となりました。
訪れたのは花熟里、鉈山、指宿、坂之上、鴨池、与次郎の6箇所のみです。
鉈山の場所は
鹿児島を縦半分に割り、左半分の一番左下です。
薩摩半島の南西端とも言えます。
そしてここから同じく薩摩半島
しかし真逆に位置し、南東端にあるのが指宿です
鉈山から指宿までの海沿いを
「南さつま海道」
と言うのですが、これまた素晴らしかったです。
6日目の「やまなみハイウェイ」や「阿蘇ミルクロード」のようにびゅんびゅん走る道ではなく
むしろ左に山右に海と、挟まれながら狭い道路をくねくね走る道路でした。