お遍路ツー 3日目
天才は相対評価で決まります。
世の中には すごい人 と そうでもない人 が存在します。
すごい人 というのは、
自分には出来ないことをやってのける人
のことだと考えています
自分と同じタイプだけどレベルが違う人や
自分と違うタイプで、心から真似することが出来ない人に対して
すごいなぁ… と思ったりしています。
すごい人のカテゴリの中にはさらに
すごさが理解できるすごい人 と
理解できないが何故かすごい人 がいます。
理解できるすごい人 とは、タイプが同じだろうと違っていようと
その人のどの部分に自分が叶わなくて、
どうやってその域にたどり着いたのか。
生き様や思考回路について理解でき、なおかつその人のようにはなれないなぁすごい と思える人を指しています。
僕は 理解できないが何故かすごい人 のことを天才と呼びます。
その人のすごさについて
何故すごいのか
どのようにして成るのか が分からない人は天才です。
すごいのはすごいですし、絶対に自分より上に位置しているのは確かなんですが
凄さが ふわっとしか分からない時がたまにあります。
おそらく、天才本人も ふわっとしたもの を説明することはできないのではないかと思います。それは得てしてロジカルなものではないからです。
しかし、その天才本人が天才たる所以はあくまで
僕にとって理解出来ないから です。
僕にとっての天才くんは 天才性を理解できる人にとっては、天才ではないのでしょう。
ただの同族で、パンピーです。
よって
天才というのは相対評価で決まります。
弘法大師様は間違いなく天才です。
約1200年もの前の四国にて
道なき道を歩いて悟り
魔物を退治しては伝説を創り
お寺を建立しては大衆を導いていました。
その行動は理解不能ですが、1200年以上たった今も世の中に多大な影響を残し続けている時点でもう圧巻。
大天才です。
どういうことかというと
四国舐めてました(九州と同じ)
3日目がスタートした朝、
徳島県で最も栄えている徳島駅付近を一望できる『眉山(びざん)』の山頂にて目が覚めました。
朝マックを済ませた僕は知り合いが昔通っていた小学校の写真を撮った後、お遍路に向かいました。
1日目と2日目でおおよそのペースをつかんだ僕は、観光とお遍路を組み合わせ完璧なスケジュールを立てます。
お遍路は予定通り第十七番〜第二十三番まで回ることができ、無事に徳島編は終わりです。グッバイ徳島。
が、途中でトラブルが発生しました。
道中変な形のダムを見つけ、これはもっと近くに寄ってみてみたいと思った僕は
へんろ道を登るように坂道を駆けていきます。
坂道の限界まで達したため、そこで写真をパッシャパシャ撮ろうと下車しました。
しかし思ったよりもダムが平凡だったのでやめました。
愕然とした気持ちでバイクにまたがり坂道をUターンしようとしたその時
なぜかブレーキが効かず
後ろ向きにバイクが進んでいきます。
ンォぉぉエェェェ??
みたいな奇声をあげてたと記憶しています。
重い荷物を背負った車体を腕力で支えられるはずもなく、そのままガッシャン。
横転…
さらに
タイヤ回んない……
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛…
これはもう仕方ないアクシデントだ。
今日のお遍路は諦めて修理をしよう。
そう決意した僕は近くのバイク屋を検索します。もっとも近かった店舗は
10km…
もうこれは歩こう、仕方ないあるこう、仕方ない仕方ない南無大師遍照金剛。ひとまず荷物だけどっかの家に置かさせてもらお
そう考えるやいなや近くの民家に押しかけ、事情を説明し荷物を置かせてもらうよう交渉しました。
この家にいたおじいちゃんが神、いや、弘法大師様でした。
事情を理解するや否や
荷物を置いて良いと言ってくれ、
バイク屋に行く前に近くに車屋があるから行けとを道のりを教えてくれ、さらにはQooをくれました。
おじいちゃんに紹介してもらった車屋に向かいました。本当に近くでした。100mくらい。
その後、無事にその車屋でバイクを直してもらうことができました。チェーン外れただけ。ごめんよカブちゃん。さよなら2000円。
トラブルをスピード解決したため、観光を犠牲に徳島を終えることができました。
すべておじいちゃんのおかげと言っても過言ではありません。
もしかしたら本当に弘法大師様だったのかもしれません。同行二人ですね。
南無大師遍照金剛。
明日からはいよいよ高知県に入ります。
ていうかすでに高知県でキャンプを構えています。初っ端は室戸岬、海沿いを疾走するのが楽しみです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。それじゃあまたあした。
お遍路ツー 2日目
ある物事に対する正しい行動が分からない状況において、ひとまず格好から取り組み始めることを
『形から入る』
と表現しますが、これは思っているよりもポジティブな意味合いではないようです。
意外なことに
『ぱっと見バレへんかったらええやろ。笑』
ぐらいの印象で受け取る方も多くいるそうです。
見てくれを取り繕った行動ではなく、行動の意義や本質に自ら気づき理解して取り込んでから初めて、意味のある行動ができるようになるのでしょう。
じゃあ形から入ることはただのパフォーマンスで意味はないのかと言うと、そういうわけではありません。
形から入ることは行動の本質を理解する助けになります。
例えば形から行動の意味を逆算することができます。
今までなんとなくやっていたルーティンや行動に対して、ある時突然
『なんでこれやってんねやろ』
と疑問に思う瞬間が訪れます。
その疑問を糸口にして一つひとつ本質に近づいていくことができればそれで良いと思います。
『いただきます』ってなんで言うん?
誰に対して?何に対して?何を頂いてんの?なんで手合わすん?
と、形から逆算して考えているうちにその本質に気付くことができるでしょう。
また、形を知っておくことは本質に気づいた時にそれを表現する絶好の手段になります。
何気なく生き物を食べている人がある時突然
『こいつも元々生きてたんやんな…親もおったやろう、子どももおったかもしれん…こいつを食べたせいで周りの仲間まで殺してしまうことになり(略)懺悔と感謝をして食べないとな』と、食べ物のありがたみを悟ったとします。
その後に
『じゃあなんて言おう…「この世の全ての食材に感謝を込めて…」』
なんて言い出すと おまえトリコかよ となります。
『いただきます』という短い一言を知っていればそれで丸く収まります。
『形から入る』
というのは、ネガティブな意味合いでも無く、かといってそれで十分な行動でもありません。形を通じて本質に気付く時までのモラトリアムなのです。
大事なのは本質にあります。
お疲れ様です という言い方は失礼にあたるか
収 の一画目はどちらなのか
役不足 はどちらの意味が正しいのか
何が正しいのかさえ分からないことは世の中に沢山ありますが、
一つひとつの行動における本質を常に気にかけていれば、いつかその答えが見つかると僕は思います。
で、2日目です。
作法について少しお話しします。
真言宗に縁もゆかりもないどころか、出発前日に祖母の三回忌(浄土宗)をしてきた僕は
体裁や格好に最大限コミットして形から入りました。
般若心経の本質ってなに。
思ったよりも進捗が悪く、2日目にして十六番までしか回れておりません。その原因は納経における作法の多さにあります。
1.門でお礼
2.手水
3.鐘を鳴らす
4.本堂でロウソクを灯す
5.本堂に線香を供える
6.本堂に納札を入れる
7.本堂にお賽銭を投げる
8.納経(開経偈」「般若心経」「御本尊真言」「光明真言」「大師宝号」「廻向文」。全部で5分前後読経)
9. 4〜8を大師堂で繰り返しもう一度
10. 納経帖に御朱印をもらう
11.門でお礼
初めはこの動作をこなすために1時間かかっていました。
今はだいぶ慣れてきて、20分ちょいで終わりますが、それでもなかなか思うようには進みません。
形を模して格好つけることに執心しています。般若心経もお坊さんみたいに読むことに全力を傾けています。
そのうちネテロみたいにならんかなぁ。
今日は昨日のように観光はあまりせず、訪れたのは一箇所だけでした。
大川原高原という場所です。
標高1000m近い山の頂上で、牛が放牧され、アジサイが綺麗に咲き誇っていると知り、第十二番焼山寺の後に向かうことにしました。
この道中、足場がドロドロの林道で、何回かこけそうになりました。
下道は晴れ渡っていましたが、標高が高くなるにつれて悪天候になり、頂上は霧がかかっていました。
これはこれで趣があるかも。
紫陽花も綺麗に咲いていました。
牛はいませんでした。
スリップして二回死にそうになりました。
ただ、道中綺麗な写真が何枚かとれました
その他の巡行は黒ペンの紛失を除きスムースに進むことができました。
明日で徳島を終わりにして、高知に向かえたらなと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました!それではまたあした
お遍路ツー 1日目
ちょうど一年と四か月前、めだかボックスのキャラの名前を追って聖地巡りをしました。
まったくスケジュール通りに進まないし、スマホの電池は切れるし、泊まる予定のネカフェは閉業してるし、日が落ちそうな時間に山道で迷うしで困ったことだらけでしたが、
思い返してみると良い思い出になっていて、これ以上刺激的な体験はなかなかないんじゃないかなぁと、前回のツーリング直後に思いました。
今回のお遍路ツーを思いついたのはそんな感想を抱いてからすぐでした。
この時期にお遍路ツーをやることは去年から決めていて、やっとの思いで、待ちに待った現在です。
前回の反省を活かして
半ヘルをやめ、テントを買い、充電できるように改造し、雨への対策を施し、ナビ機能を追加し、日にちに余裕を持たせ、準備は万端でした。が
これ・・やばいかも。。。。
0日目の夜から今現在までの行動を振り返ります。
7/24(日)夜23時前、家を発ちました。
自宅から三宮にある神戸港までおよ35キロ。大学までの距離とほぼ同じでした。
小型バイクなので普段のハンドリングは原付とさほど変わりありませんが、
前かごも後ろの荷台もすごい重量だったので細かなハンドリングは効きません。教習所で乗った中型バイク以来の感覚でした。
前も後ろもパンパン
普段とは異なる挙動に感覚を慣らしていき、24時に神戸港到着。
その後フェリーは1時に出発し、5時に香川県高松東港に到着。
その間、おとんから借りた一眼レフを試し撮りしてみました
うわあ。
スマホとは勝手が違うので徐々に慣れていきたいです。
高松東港に到着し、いよいよツーリング開始です。
まずはマクドで腹ごしらえ(230円)します。
節約のために、これからマクドには頻繁にお世話になります。さらにクーポンをもらえるとのことでしたので当然もらいました。こういうところは乞食っていきましょう。
アルバイトの募集要項を見て、その時給の低さに一瞬疑問を感じたのですが、香川であることを思い出し解決。
こういった微妙な違いから普段とは違う感をくみ取っていくとたのしいですね。
ちなみに屋島という地名は「屋島の戦い」があった屋島です。
源平合戦の一つとして有名ですよね。僕は日本史が嫌いだったのでよく覚えてません。ツーリングマップルを見て初めて気づきました。
発車してからは第一番札所である霊山寺を目指して巡行します。
時間に余裕があるので観光をしながら道のりを楽しんでいきます。
寄った場所の写真をダイジェストでどうぞ。
上から
・世界の中心で愛を叫ぶ のロケ地
・四国最北端竹居岬
・津田の松原
世界の中心で愛を叫ぶ のロケ地は、他にも例の公園にも寄りました
映画ではこの場所で主人公とヒロインの熱い語り合いが行われました。愛の切なさに日本中がは心を奪われたシーンです。
このシーンがなければセカチューと言えないといっても過言ではないでしょう。
後ろから寄せる波…
経年劣化したブランコの音…
2人以外誰もいない公園…
沈黙の2人に吹き寄せる海風…
ロマンチックを詰め合わせた甘いシチュエーションに、羨望の眼差しを向けた人も多いのではないでしょうか。
ちなみに僕は映画を観ていないのでわかりません。
この公園は恋人の聖地と呼ばれていたため、梅田の空中庭園みたくカップルの南京錠がつけられていました。
潮風でサビた錠が、過去の流行りだったことを主張しています。
そんな中ひときわ異彩を放っていたハートロックがこちら。
もう天才。脱帽。
こんな風に寄り道を楽しみつつもお遍路スタート。後はツイート通り、第一番札所〜第七番札所まで素直に向かいました。
現地でちゃんと般若心経唱えてます。
一つの札所の滞在時間はおよそ40分。
写真撮ってロウソクとお線香をたてて、納経をしているとそのぐらい時間がかかりました。
第一番札所では、まったく作法が分からなかったので1時間以上かかっていました。
さらに途中から雨が降ってきたことも手伝い、
1日目は超スローペースで終わってしまいました。
明日からはもっとルーティンをスムースに済ませ、観光も楽しみつつ、多くのお寺を回りたいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。またあした!
5日目&6日目~すばらしきかな熊本鹿児島~
凍死するかと思った。
前日、無事あまり人の来なさそうな、それでいて獣が来なさそうな場所で野宿を敢行できたわけですが、
朝起きてみると
あらゆるものが凍り付いてました。
カバン、スピードメーター、ミラー、寝袋の表面、枕代わりにしていたスウェット、Gパン
外気に触れていたものはもれなく凍っていました。
朝起きてあまりの寒さに驚きました。
というか、この環境下で寝ていた自分に驚きました。
起き上がって、寒いし暗いし行かなきゃならないしで寝起きの頭がパニックになって、でもじっとしてたら寒いからぐるぐるうろうろしていました。
しばらくして、灯油タンク入れからあるものをとりだしました。
ミニミニガスコンロです
↓参考画像
おとんが昔登山していたときに使っていたもので、僕にもたせてくれたものです。
これを取り出し、火をつけて
暖を取りました。
本当はこれを使って、長崎県稲佐山の頂上でカップめんでも食べるつもりでした。
なのにまさか暖を取ることに使うとは思っていませんでした。
40分かけて準備をし、コンビニへ向かい味噌汁を買いました
染 み わ た る ~
味噌汁の温かみが胃を中心として体の四方に広がっていきます
冬の朝にはぴったりですね(三月下旬)
さて、そうこうしているうちに空が白んできました。
今日早起きしたのには理由があります。
「やまなみハイウェイ」「阿蘇ミルクロード」
全国でも屈指の絶景道で
九州における二大名道であるこのドライビングロードたちを駆け抜けるためです!!
それでは画像を一気にどうぞ!!
もうこれは!なんといってもなんともいえない!!
噂に違わぬ美しさ!
ハッキリ言ってこの写真じゃあ魅力は伝わりきっていません。
実際に走ってみてほしいですね!
絶対に満足できます!
この日訪れたのは
長者原、阿蘇、練兵、画図町、御船、蛇籠、八代、鶴喰、球磨川、人吉、阿久根です。
主要キャラが多いです。
それだけに楽しかったです。
ルートとしては、熊本県の右上から入り、左下から出て行きました。
ドライブするなら熊本は最高ですね!!
道は広いし、交通量はすんなりでいて道を間違えたか心配ならない程度だし。
今までで一番速く長く走った日でした。二大名道はもちろん良かったんですが、人吉市方面を球磨川沿いに走る山道も快適でした!
熊本県を縦断した5日目は
四六時中たのしめるツーリングだったと思います。
6日目
前日、熊本県の南端に泊まる予定でしたが、宿泊先のネカフェに訪れると
「平日は24時までの営業となります」
と、張り紙されていたため、完全に休息モードだった体に鞭を打ち、結局鹿児島県に突入しました。
なので6日目は鹿児島県からスタートです。
佐賀、長崎に加え宮崎まで諦めたので
行程に余裕が生まれました。
6日目と7日目、合わせて鹿児島県のみを周れれば良い状況だったので
この日の朝はゆっくりめです。
何せ前日は凍死寸前になりながら朝5時前に起き、ネカフェの営業時間の都合により20時まで走らされたので、休憩を挟んで実質14時間バイクの上にのっていたわけです。
疲れを取るためにもここはゆっくり寝ておきました。
朝9時半に起き、朝食をとって11時前にスタートです。
最初の目的地、花熟里に到着したのは正午すぎになりました。
この日はスポット同士の距離がとても長く、ツーリングメインでの走行となりました。
訪れたのは花熟里、鉈山、指宿、坂之上、鴨池、与次郎の6箇所のみです。
鉈山の場所は
鹿児島を縦半分に割り、左半分の一番左下です。
薩摩半島の南西端とも言えます。
そしてここから同じく薩摩半島
しかし真逆に位置し、南東端にあるのが指宿です
鉈山から指宿までの海沿いを
「南さつま海道」
と言うのですが、これまた素晴らしかったです。
6日目の「やまなみハイウェイ」や「阿蘇ミルクロード」のようにびゅんびゅん走る道ではなく
むしろ左に山右に海と、挟まれながら狭い道路をくねくね走る道路でした。
3日目&4日目〜大都市福岡〜
さあ3日目のスタートです
1日目、2日目~海海山山~
いよいよスタート!
時間がないのでで手抜きモードですもうしわけありません
一日目回ったところ
見にくいですが、別府港を発って、希望が丘、桃園、千怒、鶴御崎、城南、米良、廻栖野、鬼瀬の順で回りました。
こうみてみるとすっごく少ないですね。
この日一番地獄だったのが鶴御崎です。
僕の下手な絵ではちょろっと突き出した大陸の先端に向かうだけのようにみえますが、このでっぱりだけで30kmあります。
しかも行った後同じ道をとんぼ返りしなければならないことが分かっているので気分は最悪。そして30kmある道のほとんどは1車線しかなく、そのうえ海岸線なので道が曲がりくねっています。よって巡航速度でへこへこ往復しました。
その代わり鶴御崎は絶景でした。
帰り道はなごりおしくて何度も振り返りながら帰ってきました・・・
そのせいでカーブの出会い頭でダンプカーに轢かれそうになりましたが。
アルカを連れたキルアが、最初にイルミに仕掛けられた攻撃みたいなかんじでした。
そのほかは順調でしたが、しかし、思ったよりも進みません。
予定の半分程度しか進みませんでした。全部回るにはなかなか強行日程な気がした一日目でした。
そんなわけで二日目、、
迷いました。(二度目)
山で。山奥で。40分かけて登った先が行き止まりでした。
本当に半泣きで帰ってきたのを覚えています。
2日目は国東、鉄砲、なぎの浦、宇佐、安心院、中津、兎洞、赤、行橋の順で回りました。
道の6割が山で3割が海でした。
途中からいやになっていくのを感じ、あぁ自分ってシティボーイなんだなと理解しました。
迷いに迷い登った先はとても良い景色でした。
おぉ!!すげーーーーー!と叫んだ後すぐ行き止まりに遭い、
戻り道で同じ景色を見て何も心を動かされませんでした。
見る物が大事ではなく、見る人の気持ちが大事なんですね。
ちなみにこの山を登っていた40分間、また下っていた30分間、
対向車は一度もみていません。
この写真が劇レアなのはまちがいないですね。
また明日があるのですごく適当ではありますが、この辺で終わります。
九州周遊めだボ旅
「めだかボックス」
という漫画をご存知でしょうか。
『めだかボックス』は、原作:西尾維新、作画:暁月あきらによる日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2009年10号に読み切りとして掲載され、同年24号から2013年22・23合併号まで連載された。(オリジナル文)
つまり、週刊少年ジャンプの漫画です。
一時期、漫画に登場するキャラクターの濃さから人気を博し、世の中高生を魅了したのですが、あまりのインフレ化と開き直った展開から、最終的にクソ漫画認定され、幕を閉じました。
僕も魅了された中高生の一人で、いまだにファンです。
内容については今回無関係なので省きます。
大事なのは登場するキャラの名前です。
キャラクターには当然名前があり、その名前には付けた作者の意図がたいていあります。作者の昔の友達だったり、尊敬する人物だったり、歴史上の人物だったり・・・
作者はキャラの名前をとても大事にします。
そして、まるで生きている友達、あるいはこどものようにキャラを愛します。
さて、では「めだかボックス」という漫画において、キャラの名前にはどのような意図があるのでしょうか?
なんと、キャラの名前はすべて地名で統一されています。
地名姓というわけではありません。明らかに意図がある統一がなされています。
なんと驚くべきことに、キャラの名前はすべて九州の地名です。
なぜ九州なのか・・・
そもそもどうして地名を由来にしたのか・・・
なんでもっと意味のある名前をつけてあげないのか・・・
うるさい!!!
よし!!!!全部回るぞ!!!!
という意図で始まった今回の旅です。
暖かい目で見てあげてください。
さて、旅となれば決めることは4つ
・どこに
・どれだけの間
・どうやって
・何をしにいくか
ですよね。
その答えはおよそこうです。
・九州に
・約1週間
・バイクで
・地名を巡りにいく
これです。細かいことを言うと3/22の夜~3/30の朝なので8泊9日です。
最初の夜と最後の朝はフェリーの上なので実働は7日間となりますね!
さて!前置きが長くなりましたが、「九州周遊めだボ旅」本題に入っていきます!
これから足掛け7日間、どうぞお付き合いください。
出発に当たってたくさん準備が必要でした。
バイクから。一緒に荷物も紹介します。
スーパーカブPro 110cc(カブと呼びます) です。
小型バイクなので60キロまで出すことができます。原付とは一線を画すところですよね。しかし残念ながら法律上高速道路に乗ることができません。中型バイクとは一線を画されるところですよね。
バイクの後ろに取り付けてある箱は、バイクで旅行する人用のボックス。
ではなく、3000円で買ってきた灯油タンク入れです。3000円でした。
74Lの大容量!何せ灯油を入れて保存しておく物を入れて保存しておくものですからね!
幼児程度なら軽く誘拐できると自負しております!
この箱ネットを参考にしたり、おとんに聞いてみたりして、しっかりと取り付けます。
中には寝袋、ミニチェア、2Lペット2本、替えの靴、便利キット、懐中電灯、等々
たくさんのものが入っていますが、2/3ってところでまだまだ余裕で入りそうです。ま、旅は帰りのほうが荷物が増えると言いますし、スペースがあるに越したことはありません。
そして完成図がこちら
前かごの黄色いバッグには、4日分の肌着とタオル、衛生用品が入っています。
写真には見えませんが黄色いバッグの隣にレインコートも入っています。
前かごのさらに前についている恵方巻みたいな物体はレジャーマットです。一休みするときに地面が硬いと嫌ですからね。
ちなみに、このマットの上に寝袋を着て寝転がれば野宿することも可能です。
そして背中にはリュック、この中には財布、手帳、充電器、旅のノート等、
バイクを降りるときにも一緒の物が入っています。
さあ準備はできた。いざ出発!
7239kmのメーター
出発時はこんなもんでした。
さて終わるころにはいったい何キロになってるんでしょうね!わくわくです。
ゴーゴー!
迷いました
同じ道を二回間違えたり、そもそも入るところを間違えたり、紆余曲折あって、というか右往左往してやっとたどり着きました。
順調に行けば17時半につくところが18時15分につきました。
そもそも出鼻、近所の人に送り出してもらったのに忘れ物を二回して二度舞い戻りました。
出発間際に「餞別や!!!」と言って、ロープをくれかっこつけて見送ったおとんが、僕のせいでとてもダサい間の取り方になってしまいました。ごめん。
なにはともあれ早めに出ておいて良かったと思います。
フェリーでかい!
バイクを先に駐車場に直してから、客室に入りました。
バイクを止める際、係員のおっちゃんが何か言っていましたが、フェリーの駐車場ってゴウンゴウンうるさいので、何を言っているかわからないままただ元気の良い返事をして去りました。
搭乗するときに少し問題が発生しました。
フェリーの搭乗券を渡す際、半券を渡さなければなりませんでした。そうでなければ船に乗ることはできません。
しかし半券は駐車場のおっちゃんに、バイクと一緒に渡してしまっていたので僕は持っていませんでした。
そのことを搭乗口の係員に説明すると、
「あーあー、そういうことね。君、駐車場から一回降りてまたあがってきたのか」
と、言われました。
どうやら、駐車場から直接客室に上がれる通路があったらしく、僕はそれを見逃してわざわざ遠回りをしてきたみたいです。
思い返してみれば駐車場のおっちゃんはジェスチャーで客室へとつながる通路を説明していたようにも感じます。
だとすれば、おっちゃんからすると「他人に丁寧に道を説明し元気の良い返事を返されたにも関わらず、直後にまったく別の方向に向かわれた」ということになります。
そりゃあ言葉も出てきませんよね。
さて、いよいよ出港です。
夜の19時に大阪南港を出て翌朝7時に別府港に到着します。
途中で思いましたが、夜の海ってむちゃくちゃ怖いですね。
真っ暗なのにそこにあって、
そこにあるのに何も見えない。
「闇」と言う物質を具現化するなら夜の海がぴったりだと思います。
そこで、僕なりに夜の海の怖さを伝えようと写真を撮りました。
夜の海
ね?むちゃくちゃ怖いでしょ?
とったのに何も写ってないって、これはもはや心霊写真といってもいいでしょう。
本当に海の写真を撮ったんですよ。決してカメラを指で隠して撮影したわけじゃあありません。
海さんサイドが暗すぎて何も写っていないだけです。
こんなところにばらまかれたカードを見つけるなんて、城ノ内先輩まじぱねえっす!
海をひとしきり眺めた後は旅行の準備です。
時間がなく荷物の準備で精一杯だったので、行程はからっきしです。とりあえずがんばって大分と福岡だけ仕上げました。あとはまた明日以降ですね。
それでは!